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                              | 第31回 
                              オヤジ的コンパクトカメラ(FinePix F30)活用記(6) 〜「マクロ」と「花の接写」の違い〜
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                                  |  | この2枚の写真は同じコンパクトカメラ(富士フイルムFinePix F30)で同じ時に撮影した写真です。ずいぶんと色合いや背景のボケ具合が異なりますね。いったいどうしてこのような違いが生まれるのでしょうか。
 
                                       
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                                        | 同じカメラで同じときに撮影した写真です。カラーや明るさのレタッチは行っていません。違いはモード切替。設定のウンチクが解らなくても、カメラのモードを切り替えるだけで、こんなに写真が変わってくるんですね。 |  例題のような花や植物、昆虫の撮影や、オークションなどで小さいブツ撮り撮影に便利なのが「マクロ」モードです。まぐろではなく「マクロ」です。真っ黒でもありません。 ミクロとも違います。違うというかその反対です。「マクロ(macro)」を日本語訳すると「巨大であること。巨視的であること」(小学館 
                                      大辞泉より)とあります。つまり、マクロ撮影とは本来小さいものをでっかく写す、マクロモードとは小さい被写体に近づいて、でっかく写すモードといった意味合いで使います。 一眼でもコンパクトデジカメでも、一般的にはオートフォーカスがピントを合わせるのに適した距離が設定されています。そのため、カメラと被写体の距離が近すぎると、レンズ自体はピントを合わせる機能を持っていたとしても、オートフォーカスではピントを合わせることができません。そこでマクロモードに切り替えます。マクロモードにセットすると、通常の距離より被写体が近いところにあることがカメラに知らされ、レンズ内部の動きは近い被写体にピントを合わせられるように動きます。こうしてピントを合わせることができ、より被写体に近づいて撮影できるようになります。このような撮影を「接写」と呼びますね。
 写真1は、通常モードで撮影してもピントが合わないので、マクロモードに設定して撮影した写真です。FinePix 
                                      F30の場合、マクロモードは本体背面のチューリップのマークが示すボタンを押すとオンになります。マクロモードはよく使うボタンなので、撮影時にパパッと設定できるカメラ機種を選びたいところです。
   ※参考情報冨士写真フイルムのFinePix 
                                      F30は新しいファームウェアが同社の更新ページで公開されています。ファームウェアは本体に組み込まれた制御用ソフトウェアで、不具合などを改良したファームウェアに更新することでトラブルを防ぐことができます。
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 標準モードでマクロ撮影した写真1。
  
 「花の接写」モードで撮影した写真(下)。
  
 「花の接写」モードはシーン選択メニューで設定できます。
 |  FinePix F30にはマクロモードとは別に「花の接写」モードが用意されています。「花の接写」モードは、本体上部のモードダイヤルを「N/SP」に設定し、背面の「MENU/OK」ボタンを押し、「シーン選択」にある「花の接写」を選択します。(操作の詳細はFinePix 
                                      F30のマニュアルをご覧下さい)「花の接写」モードにして撮影したのが写真2です。
 ずいぶんと違ったイメージになりましたね。
 では、どこがどのように変わったのでしょう。
 2つの写真の違い・・撮影された画像イメージについて言えることはまず、色合いが違うことです。どちらがきれいに感じるかは好みによって異なるでしょうけれど、花のピンク色や葉のグリーンが鮮やかに表現されているのは写真2の方ですね。次に背景のボケ具合が異なります。写真1に比べ、写真2は花の背景がボケているため、花が引き立って見えます。
 このふたつの写真を主要な数値で比べてみましょう。 
                                       
                                        |  | 写真1 | 写真2 |   
                                        | 露出時間 
 | 1/60秒 
 | 1/300秒 |   
                                        | シャッタースピード 
 | 1/64秒 
 | 1/300秒 |   
                                        | 絞り値 
 | F8.0 
 | F2.8 |   
                                        | フラッシュ 
 | オート 
 | 禁止 |   
                                        | ISO感度 
 | 200 
 | 200 |  この数値の比較から解る情報はさまざまですが、一番に言えることは、写真を見た印象どおり、F値を下げる(絞りを開放する)ことによって意図的に背景をボカし、また、シャッタースピードを上げることで接写にありがちな手ぶれを抑えています。また、フラッシュは禁止され、自然光のままの色作りが優先されます。
 (絞り値F2.8なんて、銀塩カメラのズームレンズだったらウン万円もするレンズでないと対応できなかったものですが…(汗;))閑話休題 その結果、2つの写真には画像サンプルのような違いが発生しました。もちろん、日が当たっている場所、順光、逆光などさまざまなシーンで違いが現れてきますが、モードによってこれほど写真が変わることはぜひ覚えておきたいポイントでしょう。
 私は花や昆虫などを撮る接写を普段あまりやらないので、お見せするのは恥ずかしいのですが、いわゆる普通のオヤジがFinePix 
                                      F30で撮った接写の写真を2つほど紹介したいと思います。
 「花の接写」モード…F値を下げ(絞り開放)て背景をボカすということはピントがシビアになるということです。ピント合わせにしっかり集中しましょう。(花弁に合わせるとハナビラのいくつかはピントが飛んでしまうくらいシビアな場合もありますよ)
 では、次回をお楽しみに!! |  
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                                        | オヤジが 
                                            FinePix F30の「花の接写」モードで撮ってみました |   
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                                        | 接写で細かい部分を描写しつつ、食虫植物のジメジメ感やちょっとした不気味感を出してみたいと思いました。 | 絞り開放になると、花弁と花びらの両方にピントを合わせることができなくなる場合もあります。 |  |  |   
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