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最近自腹が続いてタダでごはんを食べていなかったゆきぴゅーですが、久々にタダ飯にありつける機会がめぐってきましたの。
今回ごちそうして下さったのは画像処理関係のお仕事をされている青木さん。
デジカメ業界では“かにこむさん”のお名前で通っているちょっと有名な方で、ゆきぴゅーはお師匠サマの奴隷時代に何度かお会いしたことがあったんですの。
で、今回なぜ青木さんからタダ飯オファーを頂けたかというと・・・
ゆきぴゅーは青木さんの日記を時々読んでいるのですが、どうやらここ最近あの伝説のアニメ『うる星やつら』にハマっているらしいんですの。2ヶ月かけて218話あるというTVアニメの全話を観た後は、セル画をン万円で落札したとか、ナゾの16oフィルムをゲットしただとか、漫画全巻ドットコムで原作本大人買いしちゃったとかいうネタばっかりなんですの。
あらあら大変ですわ。
いったい福沢諭吉さんが何人飛んでいったんですの〜???
とせせら笑っていた時にゆきぴゅーはあることを思い出したんですの。
“たしか、去年の高尾山ビアガーデンで登場した映像プロデューサーのK玉氏はその頃のアニメに携わっていたと言ってましたわ!”
さっそくK玉氏に聞いてみると、なんと「うる星は制作進行をやっていましたよ」と言うではありませんかっ!
そ、それはすごいですわ!
今の青木さんなら関係者と飲めると知ったら絶対にごちそうして下さるハズですわ〜!
そう踏んだゆきぴゅーはさっそく青木さんにメールしてみたんですの。するとソッコーでこんな興奮気味なお返事が来たのでした。
「是非!是非お会いしたいです!3人で今週の金曜日いかがですか?!」
すぐさまK玉氏にもその旨を伝えたところ酒が飲めればどこへでも〜というお返事が来たというわけなんですの。
当日、青木さんが指定してきたのは武蔵小金井駅近くの『入船』という品のいい割烹料理屋さん。制作当時の貴重な話を聞けるということで鼻息荒い青木さんと、まんまとダシに使われていることに気付いていないK玉氏、そしてタダでごはんが目的のゆきぴゅーの3人の宴はこうして幕を開けたのでした。
まずは初対面同志のお二人にゆきぴゅーからご紹介して差し上げたんですの。
「えー、こちらが青木さんで、こちらがK玉さんですの」
「どうも初めまして。いやぁ、なんだか夢のようです、うる星のスタッフの方にお話が
聞けるなんて。今日は美味い酒が飲めそうです」
と青木さん。
「いえいえこちらこそ。もう27年前の話なんで聞かれても覚えているかわかりませんよ、
ハハハ」
とK玉氏。
「それからゆきぴゅーさん。料理の方はこのお店自慢の新鮮魚介類の会席を
セッティングしましたのでどんどん食べて下さいね」
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| ああ愛しの毛ガニ様 |
仲居さんがお料理を運んできました。なんと大きなお皿に盛った毛ガニですのっ。ゆきぴゅー毛蟹はこの時以来ですわ〜!
「わ〜い、いっただきまーす。ところで
青木さん、このお店はよく来るんです
の?」
「いいえ初めてです」
「え?じゃなんでまた中央線の、そして
武蔵小金井なんですの?」
「いい質問です、ゆきぴゅーさん。それは今日のこの宴会の主旨に
大きく関係しているんです」
「は?」
「K玉さんならおわかりになりますよね?実は、うる星やつらTVアニメ版で
“地球の命運をかけた鬼ごっこ”が行われた場所、それが武蔵小金井なんですよ!」
「お、鬼ごっこ〜?」
「そうです、そしてここ武蔵小金井はうる星やつらTVアニメ版を制作していた
スタジオぴえろがあった場所なんですっ!!!」
「・・・はぁ」
(っていうかこの人、思っていた以上にヤバイですわね、、、)
「で、さっそくなんですが、K玉さん。実はこんなものを入手したんですが
これが何かおわかりになりますか?」
そう言って青木さんはカバンの中から10pくらいの長さのフィルムを大事そうに取りだしましたの。きっとヤフオクで落としたって日記に書いていたやつですわ。一体こんなモノにいくらつぎ込んだんですの。
「あぁ、これはですね、たぶん、、、」
(※あまりにも専門的な内容だったので覚えてないですの)
「、、、フムフム、、、なるほど、、、」
こうしてゆきぴゅーにはまったくちんぷんかんぷんな“うる星ヲタ話”が延々続きましたの。
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| 鮎!(この後も何品も出たのですが写真撮るの忘れた) |
それにしても次から次へと運ばれてくるお料理の美味しいこと、美味しいこと。特に、天然鮎の塩焼きや、アワビを丸ごと揚げた天ぷらは絶品で、話についていけないゆきぴゅーは一人黙々と食べ続けていたのでした。
こうしてすばらしいお料理を堪能してお店を出た3人。これからどうしましょうかと酔い酔いで100メートルほど歩いた所で、男性2名の足がピタっと止まりましたの。見ると目の前には『カラオケ』の文字。次の瞬間、ゆきぴゅーの方を振り向いたお二人はニッコリ笑って言いました。
「歌いましょう!ゆきぴゅーさん!
今夜はもちろん、アニソンメドレーですよ♪♪♪」
「(こ、この人達って・・・)」
二人の酔っぱらいに連れられてカラオケBOXに入ってから何時間経った頃でしょうか。青木さんが「さすがに、さすがにもうアニソンのレパートリーが尽きました〜」と言いながらも、裏声で“ラムのラブソング”を歌い始めたあたりでふと時計を見ると、大変ですわ、終電が無くなりそうな時間ですの。ゆきぴゅーはこれで帰りますわよ、今日はごちそうさまでした、お二人も気をつけて帰って下さいませねと言っても聞いちゃあいませんの。
こうして、虎娘ならぬ大虎2名を残して夜更けの武蔵小金井を後にしたゆきぴゅー。その日うる星三昧だった青木さんには帰りのタクシーの中から、ラムちゃんとあたる君の地球人類40億人の運命をかけた今世紀最大の鬼ごっこが見えたかどうかは、、、、知りませんの。
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