Cokin レンズフィルターでスナップ風ポートレート:散歩編
ポートレートを中心として雑誌の表紙やコマーシャルフォトで活躍中の写真家、萩原先生がお送りする Cokin レンズフィルター講座の第7回目です。今回は、横浜の街を散歩しながら角形フィルターを使ったスナップ風ポートレートを撮影しました。
Cokin レンズフィルターでスナップ風ポートレート:洋館編
ポートレートを中心として雑誌の表紙やコマーシャルフォトで活躍中の写真家、萩原先生がお送りする Cokin レンズフィルター講座の第6回目です。今回は、横浜の洋館で角形フィルターを使ったスナップ風ポートレートに挑戦しました。
Cokin フィルターを使ったハウススタジオでのポートレート まとめ編
ポートレートを中心として雑誌の表紙やコマーシャルフォトで活躍中の写真家、萩原先生がお送りする Cokin レンズフィルター講座の第5回目です。今回はハウススタジオ撮影の3回目。角形フィルターの総合的な使い方を見ていきます。
Cokin フィルターを使った窓際でのポートレート
ポートレートを中心として雑誌の表紙やコマーシャルフォトで活躍中の写真家、萩原先生がお送りする Cokin レンズフィルター講座の第4回目です。今回はハウススタジオ撮影の第2回目。ハウススタジオでは必ずといっていいほど利用される窓際でのポートレートで角 形フィルターの効果を見ていきます。
Cokin フィルターを使ったフラット光でのポートレート
ポートレートを中心として雑誌の表紙やコマーシャルフォトで活躍中の写真家、萩原先生がお送りする Cokin レンズフィルター講座の第3回目です。今回から3回に分けて、ポートレートでよく使われるハウススタジオでの撮影を紹介します。今回は、フラット光でのポートレートで角形フィルターの効果を見ていきます。
Cokin レンズフィルターが広げる写真表現の幅
ポートレートを中心として雑誌の表紙やコマーシャルフォトで活躍中の写真家、萩原先生がお送りする Cokin レンズフィルター講座の第2回目です。今回は、プロの人物写真家が角形フィルターを使って、いかにポートレートの表現を広げていくかを、いくつか作例を通して見ていく実践編です。
Cokin レンズフィルターはポートレートに使って欲しい
ポートレートを中心として雑誌の表紙やコマーシャルフォトで活躍中の写真家、萩原先生がお送りする Cokin レンズフィルター講座の新連載が始まりました。プロの人物写真家ならではの角形フィルターを使ったポートレート作品をご覧いただきながら、フィルターの醍 醐味を味わっていただきます。連載初回は、Cokin レンズフィルターを使うとどんな作品が撮れるのかをまずはご紹介します。
この度は 「 萩原和幸の Cokin レンズフィルター講座 」 をご覧くださりありがとうございます。この連載を担当いたします、写真家の萩原和幸です。スタジオグラフィックスでは、過去 「 萩原和幸の女性の撮り方講座 」、「 製品レビュー&特集 」 にて、登場させていただいております。
さて、銀塩フィルムでの撮影ならともかく、デジタルカメラでレンズフィルターなんて………と考えている方もいることでしょう。でも実は、デジタルカメラでの撮影においても、レンズフィルターはとても有効なものなのです。その理由は、この連載の中でお伝えしていくつもりです。
私がアシスタントをしていた当時は当然アナログの銀塩フィルム時代でした。カメラに使うフィルターにはゼラチンフィルターを常用していましたが、それは、数種類の銀塩フィルムのエマルジョンナンバー ( ※ 01 ) による色味の違いを補正するためと、プロラボ ( 現像所 ) ごとにあった ISO 実効感度の違いに、補正フィルターで対応する必要があったからです。カメラ用フィルターの使い方としては、こうしたことが当たり前の作業として求められていました。もちろん特殊な光学的フィルターによって色を強調するなどといった使い方もしていました。
こういうことを書くと、レンズフィルターに対して益々 「 敷居が高いもの 」 と感じる方もいることでしょう。確かに使い方に高度な知識を必要するとものもありますが、比較的簡単に効果を実感できるレンズフィルターもあります。いずれにしろ、レンズフィルターは写真表現の幅を広げるためのアイテムです。難しいことを考えずに、まずは使ってみてください。
デジタルカメラでなら、「 後でレタッチすればいい 」 という考える方もいるようですが、だとしても撮影時の完成度が高いほどレタッチがしやすくなることも忘れてはいけません。また、私自身は、撮影現場でどれだけ作品完成に近づけておけるかが重要だと考えています。撮影現場の空気感や雰囲気など、肌で感じていることがあるからこそ、作品意図が湧き上がるのです。その作品意図通り ( もしくは強調 ) に現場で撮影してこそ、“ 意図通り ”と言えるはずなのです。PC に向かって安易に色味などを変えたり加えたりすることは、現場での意識とズレを生むと私は考えます。レンズフィルターを使うことで意図通りの写真に近づけられるのならば、現場で使うことで完成まで寄せていくことが、秀作への最短アプローチだと思うのです。
これから本講座において皆様にお見せしていく作品は、あくまでも私の撮影意図に向けたテイストです。正しいとか間違っているとか、そういう視点ではありません。皆様が写真を撮ろうと現場でモデルと対峙した時に、表現の振り幅を広げる参考になれば………と思いながら進めていきます。ご覧いただきながら、「 フィルターって面白そうだな 」 と感じていただければ幸いです。